アーユルヴェーダからみる満月の過ごし方

刻一刻と満ち欠けを繰り返す月は、私たちのカラダにも大きな影響を与えています。

なんとなくいつもより眠い、だるいなど、体調や心理状態に変化を実感するのは、バイオリズムや月の引力の影響を受けている可能性が高いといわれていていて、月経が満月か新月と重なる女性も多いと思いますが、月の影響を受けるのは女性だけではありません。

この記事では満月に起こりやすい変化をあらかじめ知って、満月が持つパワーを良い状態で受け取れる方法をご紹介します。

月の状態でこころや体が変わるのはどうして?

月の満ち欠けは潮の満ち引きや出産、自然現象にも影響を与えているとされ、すべての生物に作用する自然の摂理と言えます。

引力が最大化される満月の日に、気持ちが落ち着かなくなるのは必然とも言えるでしょう。

あらゆることが肥大しやすく、ちょっとしたことでも悲しくなったり、寝ても寝ても眠くなったり、体が重くなったり……。

その理由をアーユルヴェーダの視点からも見ることができます。

アーユルヴェーダの視点から見た満月

アーユルヴェーダの考え方としても、私たちの身体と自然は相以関係にあるとしてつながりを見出してきました。

月はカパ(主に水のエネルギー)を持つと考えられていてます。
カパのエネルギーが増えると体がだるくなったり、心が憂鬱になりがちなのです。

私たちが持っているそれぞれの性質(ドーシャエネルギー)の特徴によっても不調は変わってきます。

ヴァータタイプさん

ヴァータのエネルギーが強い人は、満月の数日前から満月前症候群とも言われ、ホルモンバランスの崩れにより神経も活性化することで、頭痛、睡眠不足、めまい、吐き気などの症状もおきやすくなります。

ピッタタイプさん

ピッタのエネルギーが強い人は、血液や、内臓、細胞まで、満月のパワーに引っ張られ、体液が増えて、神経も活性化し、イライラや精神面に不調があらわれます。
月光浴をするとクールダウンされ、人や自分に厳しくなりがちな心を沈静したり、なんでも早く物事を進めたい、という気持ちを抑える効果にもつながります。

カパタイプさん

カパのエネルギーが強い人は、身体に栄養分や水分を取り込む力が強くなり、浮腫み、怠さ食べすぎの不調などが出やすくなります。
あまり長く月を眺めるとだんだんカラダも冷たく重くなって、カパが悪化状態になってしまうので、満月を見上げるのはほどほどにしましょう。

冬の満月の過ごし方

どのドーシャの方も満月の日は無理をせず、なるべく心穏やかに過ごしてみましょう。

特に、冬や春の夜が肌寒い季節は、長くお月見をすると冷えてしまうので、ほどほどにしてみてくださいね。

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