つらい花粉症、薬を使わずに治す!自分で免疫力を高める方法

段々と日が長くなってきて、また春が来て、夏が来ると思うと、いくつになってもワクワクしますね。
ただ、この春の時期に厄介なのが花粉です。
花粉は1月下旬から飛び始め、 ピークは2半ばからまでの約2カ月半 。
その後も6中旬まで飛び続けるので、花粉症の方はいつまでも症状が続くという人も多いと思います。
スギ花粉は、秋から冬にかけても少量ですが飛散します。

その前から花粉症の薬を飲む方もいらっしゃると思いますが、今日は自分の力で花粉症を撃退する方法をお伝えします!

花粉症とは

花粉症とは花粉を吸い込んだりすることで「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」等の症状を引き起こすアレルギー性鼻炎のひとつです。
花粉症はさまざまな花粉で発症しますが、その代表的なものが春のスギ花粉症です。
スギ花粉症は日本固有のもので、現在日本人の約20%が患者さんであるといわれています。

そう、花粉症はアレルギーの一種なんですね、
ではそのアレルギーをもうちょっと深掘りしてみましょう!

アレルギーとは

私たちの体には、細菌・ウィルス・寄生虫などの感染性微生物や異物などから、身を守るための「免疫」という仕組みがそなわっています。
この免疫の働きが、現代文明による環境やライフサイクルの変化によって異常を起こし、くしゃみ、発疹、呼吸困難などの症状を起こしてしまう状態が「アレルギー」です。

つまり、免疫力を上げることで、アレルギー・花粉症の撃退に繋がるわけです。

免疫力を上げてアレルギーに強くなろう!

病気に負けずに健康な毎日を送るには、免疫力を上げることが重要です。免疫力とは、病原菌やウイルスなどの異物から体を守る機能のこと。免疫力が下がるということは、体を守る力が弱まるということなので、病気にかかりやすくなってしまいます。

また、汚染物質やほこり、老廃物などを処理するのも免疫の役割なので、免疫が下がるとアレルギー症状が出たり、肌荒れしやすくなったりもします。それでは、免疫力を上げて、病気に強い健康な体にするにはどうすればよいのでしょうか。今回は、今日からできる免疫力を上げるための4つのポイントをご紹介します。

免疫力アップに大切なことは、
よく笑う
代謝・体温を上げる
質の良い睡眠をとる
④腸内環境を整える

免疫力を上げる方法④よく笑う

免疫力を上げるための1番簡単な方法は、よく笑うことです。笑うと副交感神経が優位になって体がリラックスしますし、ストレス解消にも役立ちます。

また、IgA抗体という体内に侵入してきた異物にくっついて無力化する免疫物質があるのですが、笑うと体内のIgA濃度が上昇し、免疫を高めるという研究結果もあります。

作り笑いでもIgA濃度が上昇するといわれているので、ストレスがたまっていたり、体調が悪かったりして心から笑えないときは、笑顔だけでも作ってみてくださいね。

免疫力を上げる方法①代謝・体温を上げる

免疫は、日中の活動中に高まり、夜になると低下します。
免疫力を高めるためには、決まった時刻に起きて食事を摂り、しっかりとからだを動かすこと。

代謝や体温を上げることは、免疫力を上げることにつながります。免疫細胞のなかには、異物が入り込んだときに抗体を作るよう指令を出すT細胞と、T細胞の指令を受けて抗体を作り出すB細胞というリンパ球が存在するのですが、リンパ球は体温が上がると増えて活発化する性質があるためです。

免疫細胞が正常に働ける体温は36.5℃程度で、そこから体温が1℃下がると免疫力が30%ほど下がり、1℃上がると免疫力が最大5~6倍ほど上がるといわれています。風邪などをひいたときに熱が出るのは、体が体温を上げることで免疫細胞を活発化させ、病原菌を退治しようとしているからなのです。

また、体温が上がると副交感神経という、心拍数や血圧を下げる働きがある神経が優位になって体がリラックスするため、ストレスの軽減にもつながります。1日10分程度でよいので、少し汗をかくくらいの運動をしたり、40度くらいのお風呂につかったりしてみましょう。

免疫力を上げる方法②質の良い睡眠をとる

免疫力を上げるには、質の良い睡眠をとることも重要です。睡眠中は副交感神経が優位になり、心も体も緊張状態から解き放たれてリラックスするため、免疫細胞が非常に活発になります。

質の良い睡眠とは、「途中で目覚めることなく朝まで安眠できる」「目覚めがよく、起きてすぐに動ける」「日中に眠気が出ない」などの条件を満たす睡眠です。質の良い睡眠をとるには、以下のようなことを心がけましょう。

  • 毎日同じ時間に目覚め、同じ時間に寝る
  • 朝日を浴びる
  • 朝食をしっかり取る
  • 寝る2~3時間前に入浴を済ませる
  • 寝る直前に食べない
  • 寝る前にTVやスマートフォンを見るのをやめる
  • 睡眠時は室内の温度や湿度を快適に保つ

また、ぐっすりと眠るためには副交感神経が優位になる必要がありますが、ストレスを感じると体を覚醒させる交感神経が優位になってしまうため、ストレスをためないことも大切です。

免疫力を上げる方法③腸内環境を整える

呼吸

ヨガのレッスンでは、普段よりゆっくりと、深く呼吸をすることが基本です。
深い呼吸は血流を改善し、酸素や栄養、熱などが全身に行き渡ることでカラダを整えてくれます。
また、ゆっくりとした呼吸により、副交感神経が優位になり、自律神経のバランスが整うことで、回復力アップ免疫力アップにつながります。

腸への刺激

ヨガのさまざまなポーズは、内臓への刺激になり、内臓の機能を活性化してくれます。
「ねじりのポーズ」や「お腹まわりを圧迫するポーズ」などは、腸を刺激して活性化させてくれます。
腸の中には免疫細胞の7割が集まっているとも言われており、腸を整えることは免疫力を高めるのに重要なポイントです。

実は②〜④を一気に叶える方法としてヨガがあります。
ヨガは免疫力を高め、健康的なカラダに導いてくれることでも知られています。
深い呼吸を繰り返しポーズを作ることで免疫力UP
更にねじりのポーズでは腸にいい刺激を与えることができます。
次の項ではおすすめのポーズをご紹介します♪

椅子のポーズにねじりをアレンジして免疫力UP!

ウッカターサナ、utkatasana

別名
英語で ” Chair Pose ”
日本語で ” 椅子のポーズ ”

効果

効果
  • 脚・骨盤周りのシェイプアップ
  • ハムストリングス・大臀筋強化
  • 腹直筋強化
  • 腸腰筋強化
  • 子宮の位置を整え、下半身の引き締めや、ウエスト、腰の筋力up

コツ・ポイント

  • 太ももの前側はなるべく使わず裏側を使うようにすることで脚のシェイプアップにつながります。
  • 股関節を引き寄せるお腹のインナーマッスルを正しく使うことで、体幹の筋肉を強化します。
  • 膝がつま先より前に出ると膝を傷めてしまう可能性があるので、腰をおろす角度も気をつけてください。かかとに体重を乗せます。
  • 上半身は腕、頭、腰が一本の線上にくるように意識してください。
  • 体重が片足にかからないように、両足に均等にのるように意識しましょう。

HOW TO ウッカターサナ

  1. ターダーサナで立ちます。吐きながら、手はまず腰にあてて、足の前側へ重心が移らないように、上半身は丸めずに前へ傾け、股関節を後ろへ引きながら椅子に坐るように膝を曲げていきます
  2. 吸いながら、両腕を耳に沿わせて頭上へ伸ばしていきます。肩をすくめないように、両脇を長く伸ばします。指先から腰まで一直線に伸ばします。
  3. 可能であれば胸を少し反らしていき、両腕を真上へ伸ばして、首の後ろがつまらない程度に目線を上へ向けていきます。腰が反りそうになったら、腹筋を使って骨盤を後傾させようとし続けます。この形で5呼吸ほどキープします。
  4. 吸いながら膝を伸ばし上半身もまっすぐにしていき、吐きながら両腕を体側に戻してターダーサナに戻ります。